実務上の知識及び能力 ・ ステージ3

距離・時間・速度の計算

この章でわかること

1なぜ3.6で割るの?

時速は「1時間(3,600秒)に何km(1,000m×)進むか」。秒速に直すには、1,000倍して3,600で割ります。1,000÷3,600=1÷3.6 なので、時速÷3.6=秒速。

時速 km/h÷3.6 →秒速 m/s→ ×3.6 →時速 km/h

よく出る組み合わせ(覚えると速い)

時速36547290108126
秒速101520253035

時速が18増えるごとに秒速は5増える。60km/hは約16.7m/s、80km/hは約22.2m/s、100km/hは約27.8m/s。

2停止距離と追突の判断

  1. 時速を秒速に直す(÷3.6)
  2. 空走距離 = 秒速 × 空走時間(反応時間)
  3. 停止距離 = 空走距離 + 制動距離
  4. 停止距離 > 前の車(障害物)までの距離 → 追突する

例:時速54km、空走時間1秒、制動距離20m、前の車まで30m

停止距離
空走 15m制動 20m
前の車
30mぶつかる
015m30m35m

54÷3.6=15m/s。空走15m+制動20m=35m。30mより長いので追突する。

制動距離は2乗で変わる

速度が2倍→制動距離 4倍/3倍→9倍

例:40km/hで制動距離10m → 80km/hでは 10×4=40m。30km/hで5m → 90km/hでは 5×9=45m。

3運転時間と到着時刻

時間 = 距離 ÷ 速度220km ÷ 50km/h = 4.4時間
距離 = 速度 × 時間45km/h × 2時間40分(8/3時間) = 120km

小数の時間を分に直す

時間0.10.250.40.50.75
分6分15分24分30分45分

0.1時間=6分。4.4時間=4時間24分。

到着時刻:午前8時出発、150kmを時速30km、途中休憩30分

行程
運転 2.5h運転 2.5h
8:0013:30

運転時間 150÷30=5時間+休憩30分=5時間30分 → 午後1時30分着。連続運転が4時間を超えないかも確認(この例は2.5時間ごとに休憩でOK)。

4例題で確かめよう

例題1

時速72kmで走行中、前方40mに障害物を発見。空走時間1秒、制動距離25m。衝突するか。

答えと解き方を見る
  1. 72÷3.6=20m/s
  2. 空走距離 20×1=20m
  3. 停止距離 20+25=45m > 40m → 衝突するおそれがある

例題2

平均時速40kmで100km走る。運転時間は?

答えと解き方を見る

100÷40=2.5時間=2時間30分。

例題3

時速80kmで、空走時間0.75秒。空走距離はおよそ何m?

答えと解き方を見る

80÷3.6≒22.2m/s、×0.75≒16.7 → 約17m。

5試験でねらわれるひっかけ

時速を秒速にするには3.6をかける
3.6で割る(秒速→時速は3.6をかける)
4.4時間は4時間40分
0.4時間=24分なので4時間24分
速度が2倍なら制動距離も2倍
4倍(2乗に比例)。空走距離は2倍

まとめ

ドリルで確かめる(距離と時間の計算)

要点ノートで見直す

出典:運行管理者の実務知識(計算問題)。2026年10月時点の内容です。法令や告示は改正されることがあるので、試験の前には最新の公式資料で確認してください。