道路運送法 ・ ステージ4

貸切バスの交替運転者の配置基準

この章でわかること

1なぜ貸切バスだけ特別なの?

貸切バスは、夜通し走るツアーバスなど、1人の運転者が長距離・深夜を走る運行が多く、居眠りによる大事故が起きたことがあります。そこで国は、1人で走れる距離・時間の上限を決め、超えるなら交替運転者を乗せるルールを作りました。

運行の引受け→距離・時間を計算→上限を超える?→ はい →交替運転者を配置

2夜間ワンマンか、昼間ワンマンか

0時2時4時12時24時 2〜4時

旅客の最初の乗車または最後の降車の時刻が午前2時〜4時の間にある運行(その時間帯をまたぐ運行も)が夜間ワンマン運行。それ以外は昼間ワンマン運行。

3実車距離の上限

夜間
400km500
昼間
500km600
1日合計
600km(週2回まで超えられる)
0400500600km
原則の上限条件を満たせば緩和

一運行の実車距離:夜間は400km(条件を満たせば500km)、昼間は500km(途中に合計1時間以上の休憩をとれば600km。休憩は1回20分以上で分割可)。1日の合計は原則600km。

4運転時間・休憩・連続乗務

一運行の運転時間9時間以内。昼間ワンマンは週2回まで10時間
夜間の連続乗務4回まで。400km超の運行は2回まで

夜間ワンマン:運転2時間ごとに休憩

400km以下
2h15分2h15分
400km超
2h20分2h20分

実車運行区間の運転2時間ごとに、一運行400km以下なら15分以上、400km超なら20分以上の休憩。

5交替運転者が必要な運行

改善基準告示の上限を超える運行には、交替運転者が必要です。

1日の拘束時間15時間を超える
運転時間2日平均9時間を超える
連続運転4時間を超える
距離・時間この章の上限を超える

6例題で確かめよう

例題1

旅客の最後の降車が午前3時の貸切バスの運行は、夜間・昼間のどちらのワンマン運行か。また一運行の実車距離の原則の上限は?

答えと解き方を見る

夜間ワンマン運行(最後の降車が2時〜4時の間)。原則の上限は400kmです。

例題2

昼間ワンマン運行で、実車距離550kmを1人で走りたい。どうすればよいか。

答えと解き方を見る

途中に合計1時間以上の休憩(1回20分以上で分割可)をとれば、上限が600kmに緩和されるので可能です。

7試験でねらわれるひっかけ

夜間ワンマン運行は、旅客の乗車が午前0時〜5時の間にある運行
最初の乗車または最後の降車が午前2時〜4時の間
昼間ワンマンの実車距離の上限は原則600km
原則500km(合計1時間以上の休憩で600km)
夜間ワンマンも週2回までは運転時間10時間
10時間にできるのは昼間ワンマンだけ
夜間の連続乗務は6回まで
4回まで(400km超は2回まで)

まとめ

ドリルで確かめる(貸切バスの交替運転者)

要点ノートで見直す

出典:国土交通省「貸切バスの交替運転者の配置基準」(平成25年8月)。2026年10月時点の内容です。法令や告示は改正されることがあるので、試験の前には最新の公式資料で確認してください。