道路運送車両法 ・ ステージ3

保安基準の数字(灯火・タイヤ・大きさ・装置)

この章でわかること

1保安基準は「数字の暗記」が勝負

保安基準は、車が安全に走るための最低条件です。理屈より数字と色の組み合わせで問われるので、図と表で整理しておきましょう。

2灯火:何mから確認できるか

尾灯・車幅灯 停止表示器材 後部反射器 側方灯 走行用前照灯 制動灯・後退灯 すれ違い用前照灯 番号灯 300m 200m 150m 赤 150m 橙 100m 白 100m(昼) 40m 白 20m 白

尾灯・車幅灯は夜間300m、停止表示器材は夜間200m(反射光)、後部反射器は夜間150m(赤)、走行用前照灯は100m・すれ違い用は40m(白)、制動灯(赤)・後退灯(白)は昼間100m、番号灯は夜間20m(白)。

方向指示器毎分60〜120回の点滅、橙色、昼間100mから確認(側面は30m)
制動灯と尾灯の兼用同時に点灯したときの光度が、尾灯だけのときの5倍以上

3タイヤ・大きさ・重さ

タイヤの溝1.6mm以上(二輪は0.8mm)。スリップサインで判定可。40km/h未満の車は対象外
最小回転半径12m以下(最外側のわだち)
項目上限
長さ・幅・高さ12m・2.5m・3.8m
軸重・輪荷重10トン・5トン
車両総重量(セミトレーラ以外、最遠軸距7m以上)25トン

4大型の貨物車につける装置

貨物運送用の普通自動車で 車両総重量8トン以上 または 最大積載量5トン以上
速度抑制装置時速90kmを超えないよう燃料の供給を調整
運行記録計24時間以上、瞬間速度と2時刻間の走行距離を記録

緊急自動車などは除く。これらを牽引するトラクタにも必要。

「7トン・4トン」とまちがえない保安基準(車の装置の基準)は8トン・5トン。貨物の輸送安全規則で運行記録計による記録が必要な車は7トン・4トン(→「記録と保存」)。
巻込防止装置(下縁は地上450mm以下) 突入防止装置(後部)

巻込防止装置:歩行者や自転車が後輪に巻き込まれるのを防ぐ。下縁は地上450mm以下、上縁は650mm以上。突入防止装置:追突した車が荷台の下に潜り込むのを防ぐ。車両総重量7トン以上の貨物車は大型後部反射器も。

5警音器・停止表示器材・消火器

警音器前方7mで87〜112dB。音の大きさと音色が一定。紛らわしい音の装置は禁止
停止表示器材中空の正立正三角形。夜間200mから反射光(赤)を確認できる
消火器乗車定員11人以上の自動車、火薬類・危険物などを運ぶ車
前面ガラス安全ガラス+自動式の窓ふき器。貼ってよいのは検査標章など

6例題で確かめよう

例題1

番号灯は、夜間後方何mの距離から番号標の数字を確認できなければならないか。

答えと解き方を見る

20m(白色)。100mは制動灯・後退灯・方向指示器など。

例題2

正しいか、誤りか。「二輪自動車も含め、すべてのタイヤの溝は1.6mm以上必要である。」

答えと解き方を見る

誤り。二輪自動車は0.8mm以上。

7試験でねらわれるひっかけ

尾灯は夜間後方150mから確認できる赤色の灯火
尾灯は300m(150mは後部反射器)
方向指示器は毎分40〜80回の点滅
毎分60〜120回、橙色
停止表示器材は夜間100mから確認できる
200m、中空の正立正三角形
速度抑制装置は車両総重量7トン以上の貨物車
8トン以上または最大積載量5トン以上

まとめ

ドリルで確かめる(保安基準)

要点ノートで見直す

出典:道路運送車両の保安基準、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示。2026年10月時点の内容です。法令や告示は改正されることがあるので、試験の前には最新の公式資料で確認してください。